はじめに
こんにちは。あやかです。
1月6日、レジストラから一通のメールが届きました。 「.techドメインの価格が、1月15日から値上げされます」という内容でした。
手元には、家族で使っているメールアドレス用の.techドメインがあります。 Google Workspaceで運用していて、家族全員がこのドメインのアドレスを使っているため、簡単に手放せるものではありません。
過去に何度か値上げを経験してきたこともあって、「また上がるのか」という感覚はありつつも、今回は少し様子が違いました。
値上げ幅が大きかったこと、そして円安が進んでいること。 この2つが重なって、「今のうちに長期で購入しておいた方がいいかもしれない」と考えたんです。
結果として、2030年分まで5年分をまとめて購入しました。 今回は、その判断に至った経緯と、実際のコスト計算について書いていきます。
値上げの内容
まず、今回の値上げがどういう内容だったのかを整理します。
価格の変化
| タイミング | 価格(年間) |
|---|---|
| 現在のセール価格 | $49.98 |
| 現在の標準価格 | $68.98 |
| 2026年1月15日以降 | $78.98 |
現在のセール価格から比較すると、約58%の値上げです。 標準価格からでも、約14.5%の値上げになります。
私が契約しているのはセール価格が適用されている状態だったので、値上げ後との差額がかなり大きく感じられました。
購入を決めた理由
値上げの通知を受けて、いくつかの要素を考慮しました。
1. 家族で使うドメインだから
このドメインは、家族全員がメールアドレスとして使っています。 Google Workspaceで運用しているため、ドメインを変更するとなると、アドレス変更の通知や各種サービスの登録情報変更など、かなりの手間がかかります。
つまり、このドメインは「やめる選択肢がほぼない」ものです。 長期で使い続けることが前提なら、値上げ前に長期購入しておく方が合理的でした。
2. 過去の値上げ傾向
.techドメインは、過去にも値上げされたことがあります。 一度上がった価格が下がることは、これまで一度もありませんでした。
今後も「上がりはすれど、下がる要素が見当たらない」と考えたとき、長期購入の選択肢が現実的に思えました。
3. 円安の進行
現在の為替レートは1USD = 156.80円ですが、円安傾向は今後も続くと予想しています。 仮に165円まで進んだ場合、ドルベースで同じ価格でも、円換算の負担はさらに増えます。
為替の影響を少しでも抑えるなら、今のうちに購入しておく方が合理的でした。
4. 長期的なコスト削減
5年分をまとめて購入することで、値上げ後の価格との差額を確保できます。 詳しい計算は次の章で説明しますが、年間あたりのコストを大幅に抑えられる見通しが立ちました。
コスト計算
それでは、実際にどのくらいのコストになるのか、計算してみます。
今回の購入費用(5年分)
- セール価格:$49.98/年 × 5年 = $249.90
- 為替レート(156.80円/USD):249.90 × 156.80 = 39,184.32円
- 海外事務手数料(3.8%):39,184.32 × 1.038 = 40,673.36円
約4万円ちょっとです。
値上げ後に購入した場合(円安165円を想定)
仮に、値上げ後の価格で、かつ為替レートが165円まで進んだ場合を想定します。
- 値上げ後価格:$78.98/年
- 為替レート(165円/USD):78.98 × 165 = 13,031.7円
- 海外事務手数料(3.8%):13,031.7 × 1.038 = 13,526.90円/年
5年間だと、13,526.90 × 5 = 67,634.5円になります。
5年間のコスト比較
| 購入タイミング | 5年間の総額 | 年間あたり |
|---|---|---|
| 今回の購入(セール価格) | 40,673.36円 | 8,134.67円 |
| 値上げ後(165円想定) | 67,634.50円 | 13,526.90円 |
| 差額 | 26,961.14円 | 5,392.23円 |
5年間で約2万7千円、年間で約5千円の節約になります。
この差額を見たとき、「今買っておいた方がいい」という判断に至りました。
長期購入のメリットとデメリット
今回の購入は、コスト面でのメリットがはっきりしていましたが、リスクも当然あります。
メリット
- 値上げの影響を受けない:今後の価格変動に左右されない
- 為替リスクの軽減:円安が進んでも、今回の購入分は影響を受けない
- 更新の手間が減る:5年間は更新作業をしなくて済む
デメリット
- 為替の影響を受ける:今回は円安想定で動きましたが、もし円高に振れたら損をする可能性もあります
- レジストラのリスク:レジストラが事業を停止したり、サービス内容が変わったりする可能性はゼロではありません
- 用途変更のリスク:Google Workspaceをやめたり、家族構成が変わったりして、ドメインが不要になる可能性もゼロではありません
特にレジストラのリスクは、正直ギャンブル要素があると思っています。 5年という期間を考えると、何が起こるか分からない部分もあります。
ただ、今回の場合は「値上げ幅」と「為替の見通し」を天秤にかけたとき、リスクを取っても購入する価値があると判断しました。
おわりに
ドメインの長期購入は、コスト削減の手段としては有効ですが、リスクもあります。
今回の私の判断は、以下の要素が揃ったからこその選択でした。
- 家族で使うドメインで、やめる選択肢がほぼないこと
- 値上げ幅が大きかったこと
- 円安が今後も続くと予想したこと
- 過去の値上げ傾向から、下がる可能性が低いと判断したこと
もちろん、為替が円高に振れたり、レジストラに問題が発生したりすれば、結果的に損をする可能性もあります。 ただ、現時点での情報と見通しをもとに、最善の選択をしたつもりです。
ドメインの更新通知が来たとき、「値上げ前に買っておいてよかった」と思えるかどうか。 それは、5年後の自分に確認してもらうことにします。